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真鍮の工業塗装

目次

ここでは、真鍮の特性と工業塗装についてまとめました。真鍮に塗装を施すことで、強度や耐久性の向上を図れたり、経年劣化を防げたりとさまざまな利点があります。用途に応じて、適切な塗装方法を選ぶことが大切です。ぜひ参考にしてください。

真鍮の特性を解説

真鍮は、銅と亜鉛の合金のことで、別名「黄銅」とも呼ばれる金属です。中でも、亜鉛が20%以上のものを指します。

真鍮の特性として、強度や耐食性、加工性が高く、薬品にも強い点が挙げられます。また、押出や圧縮などの加工によって製造される伸銅品として使われることも多く、金管楽器や5円硬貨が代表的。よく電気を通す特性もあるため、電気製品の部品としても使われています。

真鍮に用いられる塗装方法

樹脂塗装

樹脂塗装とは、物体に樹脂系の塗料を塗装し、乾燥・硬化させる塗装方法です。

この方法は室温の自然乾燥によって硬化させるため、熱による変形・変色しやすい材料にも塗装を行える点がメリット。さまざまな製品に塗装ができます。光沢・ツヤを出すことも可能なので、高級感を出したい場合にも向いている方法と言えるでしょう。

樹脂塗装のメリット

樹脂塗装は室温または比較的低温で硬化させられる塗料を選べるため、熱による変色を抑えながら外観を整えやすい方法です。色や艶、手触りなどの意匠要素を柔軟に設計でき、装飾と保護の両面で使われています。部分塗装や小ロットの案件でも段取りを組みやすい点が特長です。

樹脂塗装の注意点

硫化汚れや酸化皮膜、油分の残留は密着不足の原因になります。洗浄や研磨、足付け、乾燥の条件を安定させ、基材に適合するプライマーを選ぶことが重要です。膜厚や乾燥時間を外れると外観不良や剥離につながるため、手順書と検査基準を整えて運用します。

事例

真鍮の樹脂塗装についての事例は見つかりませんでした。

クリアコート

クリアコートは、真鍮の変色や錆の発生を少しでも遅らせるために施す技術です。

真鍮は屋内であっても少しずつ表面の色が変化するので、コーティングによって経年変化の度合いを調整することが可能。使用環境によって変わりますが、新品のような輝きを長時間維持できます。

なお、クリアコートにはツヤ有り・ツヤ消しのタイプがあるので、用途によって使い分けが必要です。

クリアコートのメリット

クリアコートは透明または半透明の保護膜で、指紋や硫化による変色の進行を抑えつつ、真鍮の地色や質感を見せる仕上がりにできます。艶あり・艶消しの選択で印象を調整でき、屋内什器や装飾金物などで外観維持をねらう用途に使われています。意匠変更を伴わない点も利点です。

クリアコートの注意点

塗膜は経時で劣化するため、使用環境に応じたメンテナンスや再塗装の計画が必要です。角部やエッジは膜厚が不足しやすく、前処理と塗り回しの設計が品質に影響します。日射や湿潤環境では外観変化が起こりやすいため、点検周期と許容基準をあらかじめ共有します。

事例

真鍮のクリアコートについての事例は見つかりませんでした。

粉体塗装

粉体塗装とは、粉末状の塗料を使って塗装する方法です。「パウダーコーティング」とも呼ばれています。

細かく砕いて粉末状にした塗料を、物体に直接付着させます。熱で溶かし、乾燥させ固めて形成した塗膜によって、金属の耐食性や対候性などを強化。有機溶剤を使用しない方法なので、人体や環境への影響がほとんどなく、比較的安全に行える点が特徴です。

粉体塗装のメリット

粉体塗装は粉末塗料を静電付着させて焼き付ける方式で、比較的厚い塗膜を形成しやすく、防食性の確保に用いられます。溶剤を使わないため塗料回収がしやすく、量産ラインでの歩留まり改善に寄与します。艶や色の選択肢があり、外装部材や什器で採用例があります。

粉体塗装の注意点

薄膜仕上げや細かな色替えは不得手で、段取り時間が増えがちです。焼付温度が外観や素地色へ影響する場合があるため、試作で条件を確認します。奥まった箇所や角部では塗着に差が出やすく、治具設計と塗り回し、ベーキング条件の安定化が品質確保のポイントです。

事例

真鍮の粉体塗装についての事例は見つかりませんでした。

このサイトでは、製品の特性や用途に応じた塗装を提供する工業塗装会社を3社厳選してご紹介しています。各社、対応可能な素材も分かりやすくまとめているので、希望の塗装を実現するための参考にしてください。

【製品別】
工業塗装会社おすすめ3選

製品に関する専門知識や技術が不足すると、色ムラや塗装剥がれが発生し、品質低下やコスト増、納期遅れを招きます。
そういった事態を避けるために、製品に適した塗装技術と設備を持つ会社選びが重要です。

細部の仕上がりが
製品価値を左右する
小物系の塗装なら
ワカヤマ
ワカヤマ公式
画像引用元:ワカヤマ公式(https://www.wakayamapp.jp/result/entry-1492.html)

繊細なデザインと塗料の密着性が難しいチタン素材が特徴の鯖江さばえ眼鏡※1において実績がある。そこで培われた技術で複雑な形状の小物でも360度ムラ・異物混入なく仕上げる。

こんな塗装におすすめ
  • 日用品
  • アクセサリー
サイズが原因で塗装が
難しくなる場合がある
大型系の塗装なら
小林焼付塗装
小林焼付塗装公式
画像引用元:小林焼付塗装公式(https://paint-kyt.co.jp/painting/79/)

他社ではなかなか対応が難しい最大10mの塗装にも対応※2できる設備を備えているため、建材や施設のエントランス、大型家具などにも多彩なカラーや模様塗装が可能。

こんな塗装におすすめ
  • 建材
  • インテリア
過酷な環境への耐久性が
製品寿命に関わる
部品系の塗装なら
丸成金属塗装
丸成金属塗装公式
画像引用元:丸成金属塗装公式(https://marusei-tosou.com/125/)

高膜厚粉体塗料を使用した塗装設備を保有しており、1回の塗装で一般的な塗装のおよそ4~5倍の厚さを形成できるため、キズや摩耗に負けない耐久性の高い塗装が得意。

こんな塗装におすすめ
  • 自動車部品
  • 電子機器

※1鯖江さばえ眼鏡:眼鏡の一大生産地として知られる福井県・鯖江市でつくられる眼鏡。フレームの国内シェア95%以上を誇る

※2「焼付塗装 メーカー」「金属塗装 メーカー」と検索(chrome)し表示される18社すべてのうち唯一10mの製品に対応できる企業(2024年9月25日時点。編集チーム調べ)

   
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