ここでは、スチールの特性と工業塗装についてまとめました。スチールに塗装を施すと防水性や防錆性などが向上するため、耐久性の高い商品に仕上げることが可能。その特性から、さまざまな業界で使われている素材です。ぜひ参考にしてください。
スチールは、主成分である鉄に微量の炭素などを含ませてできる合金の一種です。
炭素の割合が増えるほど硬度が上がり、炭素が少なくなるほど柔軟性が上がる点が、スチールの大きな特徴。ただし、硬度と柔軟性を両立させることはできないため、用途に応じて適切なスチールを選ぶ必要があります。
スチールは、加工性が高く変形しにくいという特性があることから、自動車や鉄道、インフラ、建築などの基礎素材として利用されているケースが多く見られます。
電着塗装とは、塗料を溶かした液体に金属を浸し、電気を流して塗料を付着させる塗装方法です。
複雑な形状の物体でも比較的均一に表面処理を施すことができ、密着性の高い塗膜を形成することが可能。塗膜は防錆性に優れているうえ、樹脂系の塗料によって素材の表面がコーティングされるため、スチールの耐防食性を大幅に向上させられます。
電気の力で塗料を析出させる方式で、複雑形状でも比較的均一な膜厚を確保しやすい点が特長です。下塗り用途として密着性と防錆性に配慮した層づくりに用いられ、上塗りとの組み合わせで外観と耐久の両立を目指す設計に取り入れられています。
導電性の確保と、脱脂・水洗・化成処理など前処理の安定が性能を左右します。浴の管理や通電条件が外れると外観不良や密着低下につながります。設備は比較的大型で、色替えや多品種少量では段取り負荷が増えやすい点に配慮が必要です。
スチールの電着塗装について事例は見つかりませんでした。
エポキシ塗装とは、エポキシ樹脂がベースの塗料を使って塗装する方法です。
エンジニアリングプラスチックの一種であるエポキシ樹脂は、硬化すると、耐水性や耐薬品性、防錆性などに優れた塗膜をつくります。また、高い接着力を持っており非常にはがれにくいため、金属加工品や機械の部品、構造物の表面保護の使用に適しています。
エポキシ樹脂系は密着性と耐薬品性に配慮した塗膜を形成しやすく、素地保護を狙う下塗りとして採用されます。上塗りとの多層化に組み込みやすく、鋼材の防食用途で活用例があります。所定の硬化条件で膜強度を得やすい点も運用上の利点です。
屋外の紫外線下では退色やチョーキングが生じやすく、上塗りの選定や保護層の設計が前提になります。可使時間や混合比、温湿度を外すと脆さや密着不良の原因となるため、試験片での条件確認と作業手順の標準化が品質安定に有効です。
スチールのエポキシ塗装について事例は見つかりませんでした。
このサイトでは、製品の特性や用途に応じた塗装を提供する工業塗装会社を3社厳選してご紹介しています。各社、対応可能な素材も分かりやすくまとめているので、希望の塗装を実現するための参考にしてください。
製品に関する専門知識や技術が不足すると、色ムラや塗装剥がれが発生し、品質低下やコスト増、納期遅れを招きます。
そういった事態を避けるために、製品に適した塗装技術と設備を持つ会社選びが重要です。

繊細なデザインと塗料の密着性が難しいチタン素材が特徴の鯖江眼鏡※1において実績がある。そこで培われた技術で複雑な形状の小物でも360度ムラ・異物混入なく仕上げる。

他社ではなかなか対応が難しい最大10mの塗装にも対応※2できる設備を備えているため、建材や施設のエントランス、大型家具などにも多彩なカラーや模様塗装が可能。

高膜厚粉体塗料を使用した塗装設備を保有しており、1回の塗装で一般的な塗装のおよそ4~5倍の厚さを形成できるため、キズや摩耗に負けない耐久性の高い塗装が得意。
※1鯖江眼鏡:眼鏡の一大生産地として知られる福井県・鯖江市でつくられる眼鏡。フレームの国内シェア95%以上を誇る
※2「焼付塗装 メーカー」「金属塗装 メーカー」と検索(chrome)し表示される18社すべてのうち唯一10mの製品に対応できる企業(2024年9月25日時点。編集チーム調べ)