さまざまな塗装のお悩みを解決するため、常に顧客目線でのサービスを行っているオークマ工塗。大量生産にも対応しているようですが、ここではその特徴や強み、事例などについて詳しくまとめました。ぜひご参考ください。
オークマ工塗は試作・小ロット専用ラインを設けているため、1個から試作塗装に対応。通常であれば難しい小ロット塗装も依頼できるほか、自社での調色もOKなので、幅広いニーズに合わせたサービスを提供できます。また、試作は最短1日で納品!スピーディー、かつ細やかな作業が可能です。
塗装の際には「塗装不良が原因で、なかなか作業が進まない」「ゴミや異物の混入により表面に生じる“ブツゴミ不良”問題が改善しない」といった悩みが生まれることも。しかし、オークマ工塗は長年培った技術力により、塗装不良率1%以下(※)を実現(2025年1月調査時点)しているため、現場でのリスクを予防できます。
単色やパール、メタリック、デザイン色など、様々な塗装製品のショールームを要しているのも、オークマ工塗の魅力。具体的な質感を直接確認してから依頼できるのはもちろん、メーカーと同席の上、商品開発の打ち合わせの場として活用することも可能です。
このサイトでは、製品の価値をより引き出すため、技術・設備・ノウハウに注目し、製品に適した塗装を手掛ける工業塗装会社をまとめています。希望の塗装を叶えるためにぜひ参考にしてください。
アルミ、亜鉛、鉄、ステンレス、真鍮などの金属製品に対応し、職人とロボットによる手吹き塗装を行っています。対応サイズは10mm以上500mmまで、小ロット1個から月数万個まで対応可能です。
非密着素材への強力な密着性を持つ軟質で割れにくい塗装です。シリコンやポリエチレン(PE)にも対応可能です。
ダイキャスト製品に特化した塗装工程を構築。特殊な機械油の除去を徹底し、密着性の高い塗膜を形成します。
耐薬品性、導電性、滑り性、放熱性など、製品に求められる機能を塗装で付加。用途に応じた塗料と工程で対応します。
木目調、石目調、焼き物調、青銅調など、多様な質感や色彩を塗装で表現。製品の意匠性を高め、付加価値を提供します。
こちらはトイレを改修した際、市販のトイレ用品のデザインがインテリアのイメージに合わない…といったお悩みを解決すべくメタリック塗装を施した例。シンプルかつスタイリッシュな雰囲気になり、全体に統一感が生まれました。
こちらは既存製品のルームキーに生じている褪色や傷などをカバーするため、表面に塗装を施したものです。事前の文字消しやスプレーガンによる均一な塗装、UVインクジェットプリンターによる印刷など、様々な技術が活用されています。
「偏光パール塗装」と呼ばれる特殊な方法にも、オークマ工塗は対応しています。これは光の反射や屈折による美しい輝きが特徴で、主に高級車や高級バイクなどに採用されることが多いです。
オークマ工塗は、2004年7月にISO9001:2000の認証を取得し、塗装業界では数少ない認証工場として、工程管理から人材教育まで一貫した品質体制を構築しています。また、大阪府より「経営革新計画」承認企業としても認定されており、塗装技術と経営基盤の両面で高い評価を受けています。
同社では、これまで塗装が困難とされてきたシリコンやポリエチレン(PE)などの非密着素材にも対応可能な独自の軟質塗装技術「ワレンコート」を開発し、限定技術として販売しています。さらに、塵やホコリの付着を抑えるためにクリーンルームを導入し、塗装環境の整備にも力を入れています。
また、複雑形状への対応力を高めるために塗装ロボットも導入しており、手吹きや電着では対応しづらい製品にも安定した塗膜形成が可能です。
オークマ工塗では、最適塗装方法・最適塗料・最適管理・最適コストという「4つの最適」を軸に、顧客ニーズに応じた塗装提案と製品品質の安定化を図っています。ISO認証に基づくマネジメントシステムを通じて、工程の標準化と品質管理を徹底しています。
さらに、外部コンサルタントを交えてクリーン化対策検討会を設け、ゴミ・ホコリ対策の見える化や作業環境改善を推進し、塗装品質のさらなる向上に取り組んでいます。
運営会社 | 株式会社 オークマ工塗 |
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本社所在地 | 大阪府東大阪市布市町3-2-57 |
電話番号 | 072-988-1363 |
公式HP | https://www.okumakot.com/ |
製品に関する専門知識や技術が不足すると、色ムラや塗装剥がれが発生し、品質低下やコスト増、納期遅れを招きます。
そういった事態を避けるために、製品に適した塗装技術と設備を持つ会社選びが重要です。
繊細なデザインと塗料の密着性が難しいチタン素材が特徴の鯖江眼鏡※1において実績がある。そこで培われた技術で複雑な形状の小物でも360度ムラ・異物混入なく仕上げる。
他社ではなかなか対応が難しい最大10mの塗装にも対応※2できる設備を備えているため、建材や施設のエントランス、大型家具などにも多彩なカラーや模様塗装が可能。
高膜厚粉体塗料を使用した塗装設備を保有しており、1回の塗装で一般的な塗装のおよそ4~5倍の厚さを形成できるため、キズや摩耗に負けない耐久性の高い塗装が得意。
※1鯖江眼鏡:眼鏡の一大生産地として知られる福井県・鯖江市でつくられる眼鏡。フレームの国内シェア95%以上を誇る
※2「焼付塗装 メーカー」「金属塗装 メーカー」と検索(chrome)し表示される18社すべてのうち唯一10mの製品に対応できる企業(2024年9月25日時点。編集チーム調べ)